2005年09月04日

17歳の風景

今晩和 アオノリです

ただ今帰宅しましたー

17歳の風景4.jpg

ポレポレ東中野で柄本佑主演「17歳の風景〜少年は何を見たのか〜」観ました。

ポレポレってほんとに駅の前にあるんですねー
でっかく17歳が宣伝してあったんでびっくりしました。
地下に続く階段の壁に17歳の掲載記事の切り抜きがずらーっと。
なかに柄本の単独インタビューもあって大喜びでパパラッチしてきました(笑
記事も見てると色々わかったことがありました。
若松孝二監督が柄本にオファー出したのは、柄本が小さい頃から明さんに連れられて行ってた知り合い宅での毎年恒例の餅つきで会ったのがきっかけだったらしいです。
やっぱり柄本って独特の浮遊感があって不思議な人だから初めて出会った人は新鮮に感じるんでしょうねー
その年にも彼は映画の撮影があったのでガッコの出席日数がヤバいらしく、一度は話を断ったんだけど、あとで明さんに相談してみたら
学校は留年してやり直せるけど、今回のようなチャンスは二度ともどってこないから、後で羨ましくなったり後悔するんだったら自分のやりたいようにやりなさい
とアドバイスをもらって今回の映画の主演を決めたそうです。
やっぱり柄本家は家族の距離が近くてあったかいんだなー、ちょっと羨ましい。

で、映画の方なんですが、当然の如くいきなり柄本(何
アップで映るからちょっとびっくりしたけど新鮮でしたよー
どのレビューにも書いてあったんですが、ただひたすら北を目指して自転車を走らせる姿が印象的で今もまぶたに焼き付いて離れないぐらいです。
富士山を見て「あんたはいつも遠くから見てるだけだ」と呟く。
東京だと思われる都会から逃げるように走る少年は海沿いを走り続ける。
途中、少年の思いが字となって映し出されるけど、どれも深くですべては理解できない
ただひたすらに親に買ってもらったであろうマウンテンバイクをこぐ。
駅の待合室で老人の戦争の話にじっと耳を傾ける少年。
戦争中は国のため、天皇の為に死ぬことしか考えてなかった
少年は戦争中の人々の死に対する考え方をどう思ったんだろう。
少年は更に自転車を北へ走らせる
雨や、強い浜風を受けながら必死に進む姿は母親の束縛から逃げているようにもみえる。
次第に秋田県へ入ったことがわかる。雪の中を進む少年。
雪道の途中、足をくじいて動けなくなった老婆と出会い、家までおぶっていったあと、老婆が在日朝鮮人だということを知り、物悲しい祖国の歌を歌う老婆。
老婆の若い頃の姿を見た少年は何を考えたんだろう。
少年はまた北を目指す
疲労が少年を襲い少年の表情も険しいものになってくる
それでも自転車をこぎ続けるが、ついに自転車さえも壊れてしまう。
少年は壊れた自転車を担ぎ、山を登る。
遠くの山々を見渡して、何か一つの答えでも見つけたように少年の顔が一瞬変わる
そして壊れてタイヤの外れた自転車を谷底に投げ捨て、少年の雄叫びで映画が終わった。

本当に考えさせられる映画だったと思います。
普段の社会や環境の圧迫から母親を殺してしまった少年がただひたすらに北を目指す、それが単純なことじゃなくて、風景を通して感じられる少年の感情だったり、出会う人々が伝えてくる歴史の重みだったり、少年がただ一つのことをやろうとしてるんじゃないんだってのがわかって、なんだかよくわからないけど心に響くものがあった。

柄本も撮影でどれぐらい自転車こいだんだろうか。
大変だったんだろうなー
あけてたのは知ってたけど、ピアスの穴2つもあけてるんだね。
似合ってるからいいんだけど。
やっぱり柄本すげぇ。セリフはほとんどないけど、こんな役を演じきれちゃうのって柄本だからだよ。背負ってるすっごく重いものが柄本自身にあるような気がしたくらいで。
もっと早く柄本に出会ってたら、映画のイベントに参加できたのになー悔しい。

9月9日までですが、ポレポレ東中野にて絶賛公開中です。
高校生は特別割引で700円で観ることができるで、興味のある方は是非どうぞ。


posted by アオノリ at 21:03| Comment(2) | TrackBack(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、昨日見てきました。
映画の後で、プロデューサーの方がお見えになっていて、柄本親子の会話について触れておられました。

簡単に腑に落ちるような作品ではありませんでしたが色々と考えさせられました。音楽も印象的でしたね。
Posted by 朱雀門 at 2005年09月18日 17:24
はじめまして。TBさせていただきました。、このような感想もごらんいただければと思います。よろしかったら、私のブログもご覧ください。よろしくお願いいたします。
Posted by まっちゃん at 2006年01月22日 16:55
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